昔ながらの湯葉工房で、京の食文化に触れてみませんか?

京都の伝統産業のひとつ湯葉づくり。創業百年以上の老舗だけが受ける『京の老舗企業』にも認定されている「湯葉に」では、学生さんや企業研修の皆様を対象に工房見学を実施しています。
工房見学の受け入れを始めたのは、未来ある若者たちに日本の食文化の奥深さを知ってもらい、口に入れる物の大切さを肌で感じ取ってほしいという思いから。とりわけ女将はかつて高校の養護教諭をしていたという経歴もあって、工房見学には力を入れており、修学旅行生や調理師学校の生徒さんに、真剣にぶつかっていくこともしばしばです。若者たちもそんな女将の思いを素直に受け止めてくれ、お互いに印象に残る、楽しいひとときが展開されています。
工房を見学した後は、お部屋で湯葉料理を召し上がっていただきます。工房で作られたばかりの湯葉は、豆乳が温まっていく段階に応じて、とろみ湯葉、ええとこいちばん、さしみ湯葉などと味わいが変化していきます。湯葉というひとつの食材が、どれくらい多彩な味わいを秘めているかを知っていただくため、肉や魚はいっさい使わず、野菜も添える程度の、正真正銘湯葉尽くしの懐石料理。京都広しといえども、なかなか体験することのできない「湯葉に」の真骨頂です。

“湯葉に”の工房でお話したいこと

湯葉の歴史
食材としての湯葉の役割
・精進料理のタンパク源としての湯葉
・保存食としての湯葉
・日本料理の食材としての湯葉
伝統的な湯葉の作り方
・湯葉づくりの工程
・ガスも電気もない時代の湯葉づくり(土窯とオガクズ)
湯葉の栄養
・成分
・健康食材として注目される湯葉
湯葉の調理法(ゆば料理のバリエーション)
・生湯葉
・乾燥湯葉

工房見学に関してのお願い

※湯葉づくりの工房見学をご希望の方はできるだけ午前中にお越し下さい。
※工房見学の後の湯葉料理は、京ゆば懐石のコースからお選びいただけます。
京都への修学旅行や研修旅行、観光旅行の際は、是非、昔ながらの道具と方法で湯葉を作りつづける「湯葉に」へいらして下さい。